世界中の猟師が注目する罠師のジビエ -古田 洋隆氏-


三重県津市にある美杉村。ここに世界が注目する罠師がいる。

生きたまま捕まえる罠にこだわり、仕留め方に自分だけの極意を持つ、古田 洋隆氏。独自で編み出したその技法は、鹿を最も美味しい状態の肉にする。この技を学ぶため、世界各地から猟師が訪れるという。


「三重の恵み 古田さんの鹿肉炊き込みご飯の素」は、古田氏と一緒に作り上げた渾身の作品である。


最初は害獣駆除のために始めた猟だった


もともとは、洋服の移動販売をしていた古田氏。祖父や父が趣味で猟師をしていたこともあり、古田氏も自然に猟をするようになっていた。その頃、美杉町では獣害が深刻な問題になっていた。真っ昼間から獣が町に出てきては、農家が作った食物を食べたり、畑を荒らしたり、交通事故が多発したりと、地元の人々にとっては悩ましい問題だった。



地元の人々には喜ばれ、猟と洋服屋をやりながら過ごしていたが、商売をしながらの猟は限界があり、プロの猟師になることを決意。

「年々深刻になる獣害をなんとか自分の力で食い止めたい」と思うと同時に、「増えすぎた獣には何の責任もない」と、獣を殺す度に命の重みを感じる日々を送ることになった。


積み重なる思いの末に、「命を頂く代わりに、最高のものに変えたい」と、考えるようになった。


これが、約20年前のこと。


独自で編み出した罠は、最高の味には必要不可欠


最初は銃を使い猟をしていた古田氏。しかし、銃では身体の中に血が残ったまま死んでしまうため、どうしても血生臭い味になってしまう。


試行錯誤を重ね、独自でバネ式の罠を開発。


獣を傷つけず、生きたまま捕獲するようになった。


捕獲した獣を仕留めるのに使うのは、たった一本のナイフ。

心臓の左心室から出ている血管2本に素早くナイフを入れ、放血させることにより、血液を全て出し切る。この作業によって、雑味のない肉質になる。


この技は、世界で古田氏のみがなせる技である。


解体の技も一流だ。


独自の解体方法を編み出し、古田氏がさばいた肉には雑菌が繁殖しないという。


自分の技を後世に伝えていきたい


「オンリーワンでいることはいいことではない」と、古田氏は言う。

古田氏が編み出して来た技術を後世の人たちに伝え、自分を超えるプロの罠師を養成するのが今後の目標だという。


古田氏の元には、未来を担う子どもたちに命の大切さを伝えて欲しいと、地元の高校や、農林高校などから講演の依頼が度々入る。


こういった活動をもっと広げ発展させていくことで、1人でも多くの人に山に興味を持ってもらいたいという。


当然だが技術の伝授には何年もの時間がかかる。学んだ人たちの生活も保証していかなければいけない。自分だけではなかなか難しく、行政機関を始め、様々な仲間を常に探している。


津市立美杉中学校の3年生に向けて、罠師 古田洋隆さんが行う、命の授業の様子


古田氏オススメの食べ方は「ジビエのロースト」

古田氏への講演依頼はこちら

059-275-0353

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